発売日2018年7月21日,新書サイズ全102頁,800円(税別)
創刊号の発売から一年、満を持し完成した第二号。寄稿募集を開始し、これまで以上に多くの人が集った。本号では、前回に引き続きエッセイや短編小説、詩、写真・絵画作品を掲載。
第二号はエッセイが充実し、多様な生活と着眼点、地域と境遇を垣間見るものとなった。現代のあたらしい民謡をつくる女性の"遊び心"と"探究心"や、"故郷"と"他所"、"自己の変化"や"挑戦"、ここに居るということへの"疑問"など、全ての人に微かな共感を残す。また本号は、不思議な力を持った男女の苦悩と出会いを描いたSF、嵐の夜に集った三人の男達の会話を描く物語、短編小説を二作品掲載。その他詩作品、偶然に着目した絵画作品や、誰もが持つ大切なモノについて語る新企画「手中好品」、テーマ別プレイリスト、湯巡り記。増枠した「円舞曲」、面識のない2組が手紙と推薦本を届け合う「はじめまして、おすすめです」。創刊号発売後から第二号完成までの経緯や反省等語った編集部の編集後記など。園が歩み出した"文藝誌"の旅の第一歩ともいえる、読み物としての要素がぎっしりと詰まった一冊。