発売日2017年7月15日,新書サイズ全104頁,800円(税別)
めでたき創刊号。本号では、全26名の老若男女が集結。エッセイや短編小説、詩、インタビューや写真・絵画作品など幅広い内容となった。
エッセイには、住み慣れた街を離れ新しい居場所を探すことについてや、"朝食"と家族の愛、飼い犬の死、陳氏太極拳正式伝承者によるこれからの"伝承"についてなど。インタビューでは、自身の祖父を被写体に作品を作り続ける映像作家が"家族"と"死生観"を語り、御年87多摩だるま職人と"伝統継承"についてを考える。そして、銀座にそびえ立つ長銀カプセルタワービルへ移り住んだカップルからは、2人が思う"住むこと"についてを伺った。 その他、事件に巻き込まれていくタクシー運転手が主人公の短編小説、詩作品、日本の風景に豊かさを見出した写真家の作品、台湾在住日本人画家の作品掲載や、太極拳体験企画、テーマ別プレイリスト、約10名の短い文章を掲載する企画「円舞曲」、面識のない2組が手紙と推薦本を届け合う「はじめまして、おすすめです」。創刊までの経緯を語った編集部の編集後記など、小さいけれど読み応えあり。